アルファネスと『DBS脳深部刺激療法』

パーキンソン病の症状を抑える療法として知られる脳深部刺激療法は、頭蓋骨(脳天) に2つ穴を空けてコイル状の電極を脳間へ挿み込み、パルス状の信号を送って脳を共鳴さ せて脳波コントロールする療法です。


 アルファネスの特許出願時に「脳は伝達したパルス状の信号に共鳴する」という部分 で、選考技術文献として提示した経緯があります。


 当時は、パーキンソン病を患う方が周りにいなかったために「アルファネスの出力も脳 へ共鳴して症状の改善はできるのか?」は未確認でありましたが、先日16年間もパーキ ンソン病の症状に悩む60代女性にアルファネス2を試着していただく機会がありました。


 症状は
・歩行が爪先立ちで小幅。
・手や腕の大きな振せん(振え)がある。
・口周りのこわばりがあり、言葉がスムーズに出ない。
以上の症状は明らかに見てとれる状態でした。


 アルファネス2を試着していただき5分程度でスムーズに歩き始め、手や腕の振えが止ま り、言葉がスムーズにでるようになりました。


 約2時間強アルファネス2をつけてお話した後、アルファネス2を取り外したところ、 また大きく振え出し言葉が出づらくなり、歩行にも明らかに症状が戻ってしまいました…
「アルファネス2は、脳に共鳴して症状を抑える」
確信得た瞬間でした!


また同時期に、新年各地の代理店様方より『パーキンソン病の症状が抑えられた!』との 報告をいただき、3症例中の3件とも症状を抑えた結果となりました。


 数年前に、私もパーキンソン病で叔父を亡くしました。
直接的な原因は食べ物を喉に詰まらせた窒息死ではありましたが、飲み込むせんもうすら いうことを聴かなくなるパーキンソン病も死と直結する病気だと思います。


 パーキンソン病やてんかん等の脳波の異常波形からくる症状でお困りの方々へ対しても アルファネス2 がお役立てれば良いな…と思うこの頃でした。

函館出張中

ブログ執筆者
堀内 雅哉

グロスウェイブ株式会社
代表取締役社長

昭和60年より平成7年まで医療機器メーカー『キング工業』にてエンジニアの職につく。当時、医学博士の著書『脳内革命』の発刊により世の中は、「脳波によって身体機能が左右される」ことを知り、研究を重ねてアルファネスを開発。2016年グロスウェイブを設立しました。
試作機での臨床試験で、驚くべき成果を確認できたことから2018年 量産・製品化を目指して法人化致しました。